健康診断とは
健康診断は、ご自身の健康状態を確認し、なるべく良い状態をキープすることを目的として行われます。自覚症状が無い状態で高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の早期発見と、重症化前の早期治療につなげます。
当院では、所沢市のがん検診や特定健診、企業健診などを行っています。
所沢市のがん検診
所沢市の胃がん検診
(胃部内視鏡検査)
胃がんの発症数は減ってきていますが、部位別のがん死亡数では3位となっています。
一方で、早期発見できれば生存率は98%以上となるため、症状が無い段階でがんを早期発見し、早期治療することが非常に大切です。
胃部内視鏡検査
先端にカメラが搭載された細いチューブ(内視鏡)を鼻または口から入れ、胃粘膜の状態を確認・撮影する検査です。医師の判断で、保険適応で生体検査を実施することもあります。
対象者
所沢市に住民票をおく50歳以上の方
昨年度に市の内視鏡検査を受けていない方に限り受けられます。
検診間隔
2年度に1回
検診費用
2,000円
※市民税非課税世帯(世帯員全員が非課税)の方、あるいは生活保護法によって非保護世帯となる方は証明書を提出頂ければ、検診費用は発生しません。
実施期間
5月下旬から翌年2月末まで
詳しくは所沢市のホームページをご確認ください。
所沢市の大腸がん検診
大腸がんは、日本人女性においてはがんの部位別の死亡数で最も多く、近年も発症数が増え続けていますが、早期発見と早期治療によって、完治の可能性が高くなります。
大腸がん検診は、身体に負担がかからない便検査となり、保険センターや市内協力医療機関で行っています。年1回の受診をお願いします。
実施内容
便潜血検査二日法(検便)
ポリープやがんなどができている場合、大腸内で出血が起こることがあり、その血液の有無を確認する検査です。
対象者
所沢市に住民票をおく40歳以上の方
検診間隔
1年度に1回
検診費用
500円
※市民税非課税世帯(世帯員全員が非課税)の方、あるいは生活保護法によって非保護世帯となる方は証明書を提出頂ければ、検診費用は発生しません。
詳しくは所沢市のホームページをご確認ください。
特定健康診査(特定健診)
特定健診とは、生活習慣病の早期発見・早期治療や予防、あるいは肥満が原因の動脈硬化の悪化や病気の悪化をなるべく防ぐことを目的に、メタボリックシンドロームに着目した健診のことです。
所沢市の特定健診
所沢市の国民健康保険に加入している、40歳から74歳までの方向けに「特定健康診査(特定健診)」と、その結果に基づく「特定保健指導」を実施しています。
自己負担額
800円(胸部エックス線検査追加料金200円)
同じ検査項目を自費で受診した場合、約10,000円かかる内容です。
検査項目
- 問診・診察(既往歴の調査、自覚症状及び他覚症状の有無の検査)
- 身長・体重・腹囲の測定
- BMIの測定(BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル))
- 血圧の測定
- 血液検査:肝機能検査(GOT・GPT・γ-GTP)、血中脂質検査(空腹時中性脂肪{やむを得ない場合は随時中性脂肪}・HDLコレステロール・LDLコレステロール)、血糖検査(空腹時血糖(やむを得ない場合は随時血糖)・HbA1c)、尿酸検査、血清クレアチニン検査
- 尿検査:尿糖検査、尿蛋白検査
詳しくは所沢市のホームページをご確認ください。
企業健診
労働安全衛生法に基づき、会社で勤務する社員の方は、雇用主の負担で健康診断を受ける必要があります。企業健診には、一般健康診断と特殊健康診断の2種類があります。一般健康診断には、雇入時の健康診断、定期健康診断、特定業務従事者の健康診断、給食従業員の検便、海外派遣労働者の健康診断の5つがありますが、当院では、雇入時の健康診断と定期健康診断を行っています。それぞれの検査項目については下記をご参照ください。
雇入時の健康診断
(雇入時健診)
労働安全衛生規則第43条に基づき、事業主が常時労働する従業員を雇う場合、その従業員に対して、下記の項目について医師による健康診断を行う義務があります。
- 既往歴、業務歴の調査
- 身長、体重、聴力、視力の検査、腹囲の測定
- 喀痰検査、胸部レントゲン検査
- 自覚症状や他覚症状の有無の検査
- 貧血検査(赤血球数、血色素量)
- 血圧測定
- 肝機能検査(AST、ALT、γ-GTの検査)
- 血糖検査(HbA1cもしくは空腹時血糖)
- 血中脂質検査(HDLコレステロール、LDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 心電図検査
- 尿検査(尿中の蛋白や糖の有無の検査)
定期健康診断(定期健診)
労働安全衛生規則第44条に基づき、事業主は雇っている従業員に対して、年1回(深夜業坑内労働などを行う特定業務従事者には年2回)以上、以下の項目の健康診断を行う義務があります。
- 既往歴、業務歴の調査
- 身長、体重、聴力、視力の検査、腹囲の測定
- 喀痰検査、胸部レントゲン検査
- 自覚症状や他覚症状の有無の検査
- 貧血検査
- 血圧測定
- 肝機能検査(AST、ALT、γ-GTの検査)
- 血糖検査(HbA1cもしくは空腹時血糖)
- 血中脂質検査(HDLコレステロール、LDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 心電図検査
- 尿検査(尿中の蛋白や糖の有無の検査)
※腹囲・身長、喀痰検査、胸部レントゲン検査、心電図、血液検査(肝機能、貧血、血糖、血中脂質)は、医師の判断で省略することが可能です。
自費健診
健康診断の目的で、自発的に医師の診察や各種検査を受けたい方は、全額自己負担となります(自費健診)。
なお、自治体が実施する健康診断とは違って、検査項目が決まっていないため、受診者が希望する検査だけを実施します。
自費健診によって新たな病気が見つかった場合、その病気の診療費は健康保険が適応されます。
標準コース
49,500円
検査内容
胃カメラ、採血(肝・腎機能・脂質異常・糖尿病)、胸部レントゲン、視力、聴力、腹部エコー、尿検査、便潜血、肝炎ウイルス、腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、AFP、PIVKA-2、PSA、CA125 )、心電図、診察、問診