胃カメラ検査のよくある質問
胃カメラ検査の費用はいくらですか?保険がききますか?
項目 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
初診(感染症採血含む) | 約1,000円 | 約1,000円 |
胃カメラ検査のみ | 約2,000円 | 約6,000円 |
胃カメラ+ピロリ菌検査 | 約2,500円 | 約7,000円 |
胃カメラ+組織検査 | 約3,000円~ 5,500円 | 約9,000円~ 16,000円 |
※診察料、処方料などは別途かかります。
※上記はあくまで目安です。使うお薬によって費用が多少変動することもあります。なお、静脈麻酔をする場合の料金も含まれます。
胃カメラでオエッとならない方法はありますか?
舌の根元には触れると反射的に強い嘔吐反射を起こす場所がありますが、経口検査ではスコープがそこに当たり続けるため局所麻酔を十分に行っても苦しく感じる方が少なくありません。当院では静脈から鎮静剤を投与することで、ウトウトと眠っているような深いリラックス状態で検査を受ける無痛内視鏡検査を行っています。また、口から内視鏡スコープを挿入する経口検査と違い、鼻から挿入する経鼻検査は強い苦痛を起こす舌の根元にスコープが直接当たることがないため楽に受けられます。また、局所麻酔も少量で十分な効果を得られるため、お体への負担も減らせます。鎮静剤を用いた検査の必要がなく、口が塞がれていないので検査中に医師と会話できます。また、検査後にご自分で運転してご帰宅できることもメリットのひとつです。デリケートな操作が可能な極細径の内視鏡スコープを用いますので、歯磨きの際にオエっとしやすいなど、嘔吐反射が強い方でも苦痛なく検査を受けられます。
また、熟練の医師が検査を担当しますので、静脈麻酔を使いたい方は一度ご相談ください。
胃カメラでは何が辛いですか?
経口検査の場合、内視鏡スコープの挿入時に舌の根元に当たることで激しい吐き気が起こるため、「苦しい」「辛い」と感じるようになります。また、胃の中を詳しく確認するために、胃を拡張するカメラ操作を行いますが、その際に腹部の不快感や膨満感が起こる場合があり、痛みを感じることもあります。当院では鎮静剤を使った検査をご案内できますので、苦痛を少なくすることが可能です。
胃カメラで胃がんはすぐにわかりますか?
これまで一般的に行われていたバリウム検査では発見が難しかった小さな病変を発見することができます。また、胃カメラ検査では、バリウム検査ではできなかった生検(病変組織の一部を採取すること)ができるため、多くの病気の早期発見と確定診断に繋がります。発症間もないがんは自覚症状が乏しいですが、胃カメラ検査によって見つけることができます。
胃カメラ検査後の食事はいつからですか?
胃カメラ検査では、鼻やのどに局所麻酔を行う前処置が必要です。検査後最低でも1時間経ってから食事をしてください。はじめは少量の水をゆっくりと飲んでみて、むせるなど異常がないかチェックしましょう。
検査後は、油っぽいものの摂取や食べ過ぎを避けましょう。また、組織採取をした方は消化しやすいものを食べて、飲酒を控えてください。
大腸カメラ検査のよくある質問
大腸カメラ検査にかかる費用はどのくらいですか?保険がききますか?
項目 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
初診(感染症採血含む) | 約1,400円 | 約4,000円 |
大腸カメラ検査のみ | 約2,500円 | 約7,500円 |
大腸カメラ+組織検査 | 約5,000円 | 約15,000円※1 |
大腸カメラ+大腸ポリープ切除 | 約10,000円 | 約30,000円※2 |
※診察料、処方料などは別途かかります。
※上記はあくまで目安です。使うお薬によって費用が多少変動することもあります。なお、静脈麻酔をする場合の料金も含まれます。
※1病理組織検査では、大腸や小腸の組織の一部を採取し、がん細胞の有無や、炎症の状態などを顕微鏡で詳しく確認します。
※2大腸カメラ検査で大腸ポリープ切除した場合、病理組織検査を実施し、がん細胞の有無や、ポリープをしっかり切除できているかを顕微鏡で詳しく確認します。
大腸カメラは痛いですか?辛いですか?
鎮静剤を用いた検査が可能であり、ウトウト眠っているような深いリラックス状態で楽に検査を受けていただけます。検査中は厳密に全身状態を監視していますので、検査時間が長くなっても途中で目が覚めてしまうことはありません。痛みや苦痛に不安がある場合も、安心してご相談ください。
大腸カメラ検査は何日安静にしていればいいですか?
ポリープ切除や組織採取を行った場合、検査当日はゆっくりお休み頂きますが、次の日からは散歩くらいの運動であれば問題ありません。腹部が圧迫される運動は出血の恐れがあるため、1週間はスポーツなどが禁止となります。
大腸カメラと胃カメラは、どちらが辛いですか?
胃カメラ検査では嘔吐反射や胃の膨満感が起こりやすいですが、大腸カメラ検査では腸管が広がる際の痛みや腹部全体の膨満感が起こりやすいです。大腸カメラ検査の辛さの程度は、医師の技術によって左右されるとされています。
当院では、熟練の医師が検査を担当し、鎮静剤を使って負担がかかりづらい検査を行えます。
大腸カメラはどのくらいで終わりますか?
人によって異なりますが、基本的に10~20分くらいで終わります。なお、当日の問診や検査の事前準備、鎮静剤・鎮痛剤を使った場合の検査後の休憩時間(30分~1時間くらい)などを考慮して、合計で2時間くらいの時間を要します。
※ポリープ切除や組織採取を実施した場合、さらに所要時間が増える場合があります。
大腸カメラの検査が終わった後、食事はできますか?
検査後の体調に異常がなければ、次の日からはいつも通りの食事が可能です。検査後は空腹状態ですので、すぐに油っぽいものなどを摂取すると消化管がダメージを受ける可能性があります。そのため、まずは消化しやすいものを摂取し、少しずつ胃腸を慣れさせましょう。
大腸内視鏡検査の前に便秘だとどうなりますか?
検査の3日前から、吐き気、膨満感、排便困難などの症状があれば、検査当日の下剤(モビプレップ)服用の前に、当院へご連絡をお願いします。もともと便秘気味の方は、検査の1週間程度前から便秘薬を飲んで頂く場合があります。
大腸カメラ検査後に便が出ないのはなぜですか?
大腸カメラ検査後の数日間、排便できないという方がいらっしゃいます。検査の前処置として下剤を服用して腸内をきれいにする必要があります。そのため、検査後に数日間排便できないことは珍しい症状ではありませんので、心配はいりません。
生理中でも大腸カメラ検査は受けられますか?
生理中に大腸カメラ検査を受けても構いません。大腸内部を観察する検査であり、膣や子宮は大腸とは別の臓器であるため、生理中でも検査に支障はありません。月経血量が多い場合、タンポンやナプキンを付けた状態で検査を受けることも可能です。